エミュレータ情報室α



必ずお読み下さい:エミュレータの利用法について


Google AdSense

PCSX2の使い方

-推奨環境・導入・初期設定について-

執筆日:2020.2.10
 
このページについて

このページでは、PS2エミュレータ「PCSX2」について、以下の2つについて解説していくページです。

−PCSX2の導入・初期設定
−必要・推奨環境(要求スペック、必須性能、動作環境、etc...)

画質の設定やスピードハックなど、より細かい設定が知りたい方は別ページへどうぞ。

PCSX2の導入・初期設定

必ず必要なもの

PCSX2で遊ぶ為には、現在以下の物が必要です。
 -PS2のBIOS(PS2本体から吸い出す必要有り)
 -遊びたいゲームディスク
 -それなりのスペックのPC(必要なスペックについては後述します)

PS2のBIOSの吸い出しについては、以下のサイトなどを参照して下さい。
また、吸い出しに必要な道具については別ページで解説しています。
PS2のBIOS吸い出し方法(SwapMagicを使うもの)
【情報】時代に逆行!PS2(SCPH-50000)のBIOSダンプをしてみた【覚書き】(メモリーカードアダプターを使う方法)

ここからは上記のものを揃えた事を前提にして、導入・初期設定に入ります。

まずPCSX2公式HPにアクセスし、ダウンロードページに飛びます。 するとInstaller版とBinary版がありますが、ここではInstaller版を選んでおきます。(Binary版は説明文にあるVisual C++ランタイムを自分で入れておく必要がありますが、他PCに移す時はただUSBなどに入れるだけで良いという利点があります。)
※参考画像(画像クリックで元のサイズで表示)


インストーラーをダウンロードしたらPCSX2をインストールし、初期設定に入ります。
ここでは下画像に従ってコントローラーの設定だけ済ませてしまいましょう。PCにつなぐコントローラーがない場合は適当なキーボードのキーを割り当てます。
※参考画像(画像クリックで元のサイズで表示)


キーの割り当てが済んだら次はBIOSを指定し、初期設定は完了です。


次に、遊びたいゲームのISOデータを用意します。(DVD直読みよりも読み込みが速い)
DVD Decrypterなどの吸い出しソフトを用いてISOデータを作成して下さい。

データを用意し終えたら、CDVD→ISO選択→参照と進み先程吸い出したデータを指定します。
そうしたら、システム→CDVD起動(急速)を押せばゲームを起動できます。(フルについては、PS2の起動画面がどうしても見たい、 あるいは急速だと上手くタイトルに入らない場合に使用します)


これでPCSX2の初期設定は終了です。

この状態で少し遊んでみて、既に動作が重いようであればスペック不足 or 遊んでいるゲームとPCSX2との相性が悪いという事が疑われます。 前者の場合はスペック強化で解決しますが、後者の場合はPCSX2の問題である為効果は薄いでしょう。PCSX2のバージョンを変えてみたり、設定を 変えることで頑張ってみるしかありません。

ここで目安となるのが速度などが表示されている上部ステータスバーで、ウィンドウを横に引き伸ばすと出てくる 「EE/GS/VU」の数値に注目して下さい。動作が重い時、EEとVUのどちらかが100%付近で張り付いている場合は CPUの性能不足が疑われます。一方GSが張り付いている場合はグラボの性能不足の可能性があります。 そしてどちらの数値にも余裕がある場合はPCSX2とそのタイトルの相性が悪いという可能性が強くなります。 PCのアップグレードを検討する際はここの数値も参考にしてみて下さい。
※参考画像


スペックが足りない場合に設定で動作速度を上げてみたり、画質を実機の2倍、3倍にしてみたりといった高度な設定については別ページを 設けてありますので、そちらもご覧下さい。
参考ページ:PCSX2の高度な設定・高速化・高画質化

fluct AD


PCSX2で遊ぶ為の動作・推奨環境

ここからは、PCの購入やアップグレードを考えている人向けに、PCSX2を快適に動かす上で必要なスペックについて解説していきます。

PCSX2の要求・推奨環境についてはPCSX2の公式ページに 記載されていますが、それで分かるならこのページを見ていないということで1つずつ説明していきます。

◯OS 
 Windows 7以降の64bit版を用意して下さい。

◯メモリ 
 PCSX2は現在最大4GBまでメモリを使うので、少なくとも8GBは必要です。

◯グラフィックボード 
現時点ではPCSX2にはそこまで高性能なグラボは必要ありません。VRAMが1GB以上あれば良いので、執筆時点で言えば スリムPC用のGT1030でも十分です。
といっても、PCSX2の画質を上げたり他のゲームをプレイする事も考えればNVIDIAのGTX 1650 SUPERやAMDのRX 5500XT などのグラボを買っておいた方が良いとは思います。
グラフィックチップごとの性能については、以下のサイトなどで確認する事が出来ます。
 GPU(グラフィックボード)性能比較表 | PC自由帳
 3Dゲーム用グラフィック・チップ(GPU)性能比較・評価一覧表 | 電脳獅子惑星(少し見にくいが網羅的)



◯CPU 
最後にCPUについてですが、PCSX2を快適に動かす上で必要なCPUの条件は以下の3つです。
−AVX2に対応している事(Intelであればi3/i5/i7の4000番代以降、AMDならRyzen以降)
4コア以上であること(Softwareモードでの動作も考えれば6コア以上)
−Passmarkというサイトでのシングルスレッド評価が2000以上のCPU

「難しい話は良いからオススメのCPUを教えて欲しい」ということであれば、下記のCPUがオススメです。
プレイ画面の録画を考えていないならi5 9400Fを、録画や配信もしてみたいという人はRyzen 5 3600が良いでしょう。
ちなみに、「解像度は実機の倍まで、重ければデフォルトで良い」と割り切れる場合は最安構成としてRyzen 5 3400Gを使いグラボを使わない 構成を取る選択肢が出てきます。

・コア数について
 現在PCSX2は3コアまでPCSX2の処理に使用することが出来ます。
 ならば4コアで十分かというとそうとは言い切れません。というのも、PCSX2はグラフィックの処理をGsdxというプラグインで行っており、 このプラグインには「映像処理をCPUで行うSoftwareモード」というものが存在するからです。
 このモードはデフォルトの処理方法では上手く行かないタイトルで使ったり、グラボがあまりにも貧弱な場合に使うものなのですが、 この時映像処理に使うコア数を指定する必要があります。指定する数は「CPUのコア数-2(3コアモードを使用する時は-3)」となっています。
 つまり、4コアのCPUだとSoftwareモードで使えるコア数が1つになってしまう可能性があるのです。故に、PCSX2を使う上でも 6コア以上のCPUが推奨されるという訳です。
※仮に4コアのCPUで60fpsを切っている場合、上で示したEE/VU/GSのバランスによっては何とかなる場合もあります。それはEE/VUに余裕がある 場合で、この場合スピードハックの3コアモードをオフにすることでグラフィックに当てられるコア数を2つにすることが出来ます。また、 スレッドがコアの倍認識されるHTTに対応しているCPUであれば、少しパワーは落ちますが3コアモードをONにしていても ソフトウェアモードで指定する数を2つ使えます。
・シングルスレッド性能について
ここでは例を用いて説明していきます。
まず、「自分のCPU passmark」のように検索して(例:Ryzen 5 3600 passmark)Passmarkのスコアページにアクセスします。 すると情報が沢山出てきますが、ここで見るべき数値は一番大きな赤色の数値ではなくて、その下の赤丸を付けたSingle Threadingの数値です。
PCSX2の場合は、この数値が2000以上であることが望ましいとされています。(下画像の場合は2808)
※参考画像

 
PCSX2に必要な各パーツの性能についての解説はここまです。

このページではPCSX2の導入・初期設定から推奨されるPCのスペックまでを解説してきました。「PCSX2をもっと高画質で遊びたい」 「スペックが足りないけど少しでも動作をマシにしたい」という方は別ページでそれらの高度な設定について解説しています。
また、まだまだ完成度は低いですが、Play!というエミュレータや、DamonPS2というスマホ限定のエミュレータは BIOS無しでのPS2タイトルの起動に成功しています。良ければぜひこれらのエミュレータにもフィードバックを投げてあげて下さい。

それでは、良いPCSX2ライフを。
 
TOPへ戻る


fluct AD