エミュレータ情報室



必ずお読み下さい:エミュレータの利用法について


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→PS2エミュの現状
発売から20年近くが経ち、動かないタイトルのほうが少ないレベルまで進化しました。
PCの高性能化により昔ほどのコストを掛ける必要も無くなったこともありかなり敷居が低くなったと言えます。
さらに、まだ完成度は低いもののPlay!やDamonPS2のようなスマホ対応のものも出てきています。

性能比較表 PCSX2 Play!
どこでもセーブ
ジョイパッド
日本語対応
スクリーンショット
録音or録画
チートコード 
ネット対戦
BIOS 不要

PCSX2
プレステ2エミュレータ 現状唯一の実用可能なPS2エミュレータで、プラグイン式。
スペックさえ揃えれば再現度はかなりの物で、ゲームによっては完璧な再現度のものも あります。また、高速化が進んでおり、Ver1.0.0より3コアに対応、さらなるマルチコア対応が期待でき、より一層の進化が期待できます。


・使い方、設定について
導入・初期設定・要求スペック編
高画質化・高速化編
・BIOSの吸い出しについて
PS2実機からのBIOS吸い出し編


・ダウンロード:公式サイト ベータ版配布ページ
・対応OS:Windows/Mac/Linux

Play!
Play!動作スクショ PC用としては唯一?のBIOS不要のPS2エミュレータ。
動作しないタイトルはまだまだ多く、音声も遅延が大きくミュートが基本にはなりますが、 バイオハザード4やクラッシュバンディクー4などのタイトルが動作するなど完成度を高めていっています。 また、スマホにも対応しておりそちらでのプレイも可能です。



・ダウンロード:Play!公式サイト
・対応OS:Windows/Mac/Android/iOS

Android用PS2エミュレータ

AetherSX2
DamonPS2動作スクショ 2021年後半にリリースされたばかりのPS/PS2エミュレータ。
PCSX2開発チームと連携して開発が行われており、PCSX2を触ったことがある人には馴染みのある使い方になっています。2022年初頭時点ではまだベータ版ですが、 完成度は高くSD855以上のスペックであればかなり快適に遊べます。あとPCSX2のメモリーカードファイルがそのまま使えます。
無駄な権限要求もなく完成度もこっちの方が高いので、今はこちらを選ぶべきです。ただし、ベータ版のためステートセーブの互換性が切れる大型アプデが 多いので自動アプデは切り、アプデはメモリーカードにセーブしてから行いましょう。
・ダウンロード:Google Playストア
・公式FAQ:Google Playストア
・対応OS:Android

DamonPS2
DamonPS2動作スクショ 長く開発が続けられているAndroid用PS2エミュレータ。
いくつかのタイトルでは完全動作が報告され、AetherSX2が出てくるまでは唯一まともに遊べるアプリでした。 もちろん今後の開発にも期待できますが、1プレイごとに広告視聴が必要なのと明らかに不要な権限を大量に要求してくるので あまりオススメはしたくありません。AetherSX2の方がプレイも快適なので、そちらで遊べないタイトルをこちらで試すといった 使い方が良さそうです。
・ダウンロード:Google Playストア
・対応OS:Android/iOS

Play!
Play!動作スクショ 数少ないBIOS不要のPS2エミュレータ。
動作しないタイトルはまだまだ多く、音声も遅延が大きくミュートが基本にはなりますが、 バイオハザード4やクラッシュバンディクー4などのタイトルが動作するなど完成度を高めていっています。

Google Playストア公式サイト
・対応OS:Windows/Mac/Android/iOS


PCSX2の推奨環境について(2021/8版)

PCSX2に必要な環境を考える際、以下の条件を満たすことで快適な動作が見込めます。

・PCSX2ではグラフィックボードよりもCPU性能が重要
  →4コア(理想は6コア)以上・Passmarkのシングルスレッド性能が2000以上のCPUが望ましい

・高解像度・フィルタ増し増しにすればするほどAVX2の恩恵が大きい
  →4000番台以降のIntel、Ryzen以降のAMDCPUが有利
・論理コアの影響は弱いためスレッド数ではなくコア数が重要
・グラフィックボードに関してはそれなりでOK
 −解像度を上げないならGT1030RX550でもOK。UHD630ですら割と遊べる。
・メモリは4GB以上をサポートしていないのでお好みで、Win8以降なら8GBあればOK

ただしタイトルによってはPCSX2の最適化が進んでいない為、極端に重いタイトルもあります。

○メーカー別推奨ライン○

CPUは4コア以上、Passmarkのシングルスレッド性能が1800以上、グラボはミドル以降が基本。
※x3倍以上の画質設定や、シェーダーを多用する場合はより高い環境が必要

CPU・Intel:Core i5 4430以上  CPU・AMD:Ryzen 3 1200以上
グラボ・NVIDIA:GTX 750以上  グラボ・AMD:R7 260X以上

チップ毎の性能については下記サイトを参考に。
CPU性能比較:BTOパソコンミニ館様   VGA性能比較:電脳獅子惑星

○おすすめCPU○

AMD Ryzen 5 5600G(6コア12スレッド/3.9-4.4GHz) スコア
 →もうPCSX2にグラボは不要。3.8万でフルHD(x3)も60fps出せます。

Ryzen 5 PRO 4650G(6コア12スレッド/3.7-4.2GHz) スコア
 →5600Gの一つ前のAPU。CPU性能が一段落ちるがその分安い。バルク販売なので注意。
  検証動画によればこれでもFHD60fps出ている模様。

Ryzen 5 3400G(4C8T/3.6-4.0GHz) スコア:9324(シングル1947)
 →2万でタイトルによりNative〜x3画質で遊べる。とにかく安く済ませたいならコレ。

Intel Core i5 10400F(6コア12スレッド/2.9-4.3GHz) スコア
 →6コア12スレッドが1.6万は破格も破格。6コアあるのでCPUのみでの動作も余裕。

Core i3 10100F(4C8T/3.6-4.3GHz) スコア
 →4C8Tで1.1万円。9400Fと違いHTT対応なのでCPUのみでの動作もOK。

○構成例○

○構成例1(1.6+3.0万)
CPU:Core i5 10400F(6C12T)+グラボ:GTX 1650
IntelにNVIDIAというPCSX2における鉄板構成。ゲーミングPCにおいても一般的な組み合わせ。

○構成例2(3.8万)
CPU:Core i5 5600G(6C12T)+内蔵グラフィックス
Apexには力不足だが、PCSX2/軽めのゲームならこれで十分。グラボの値下がりまで粘ってみても良いかも。
ASRockのDeskminiと合わせて超小型PCを組めるのもAPU構成の面白さか。
動画1:4650G 動画2:5700G 動画3:5700Gでベンチやゲーム

○構成例3(1.6+3.0万)
CPU:Ryzen 5 3500(6C6T)+グラボ:GTX 1650
Intelが安い2021年現在では例1ほどの魅力は薄い。省エネではある。

○おまけ:APUのみ最安省エネ構成(2.0万)
APU(CPU+GPU):AMD Ryzen 5 3400Gのみ
実機〜x3画質であればCPUだけで動作可能になり、最安・最省電力構成として有力な選択肢に。
プレイ動画を見ると重い部類に入るGoW2が一部を除き軽快に動作しておりスペックは十分。

ちなみに、ASRockから発売されているDeskminiというベアボーンキットを使えば、パイの実を一回り大きくしたようなサイズで、PCSX2を楽しめるパソコンが組めます。


※このリストは私的なものであり、確実な動作を保証するものではありません。


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